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早 川 浩 士
(有)ハヤカワプランニング 代表取締役
2008年 5月号
転期に立つ経営者の資質の鍛え方 28
縁尋機妙 (えんじんきみょう)

縁尋機妙 多逢聖因(たおうしょういん)

縁尋機妙・多逢聖因という仏教の言葉がある。
 「よい縁(えにし)とは、それを真剣に尋ね求めてゆくと、不思議なくらいに絶妙の機会によって、縁が縁を導いてくれる。やがて、縁によって出会うことのできた人との絆が因となって、己が為すべき社会的な役割を発揮することができる」というのが、この意味である。
 3年前の正月、ある宅老所の代表が、利用者と近くのホームセンターに立ち寄った折の話である。
 エプロンを選ぶ青年の姿を見つけた代表は、いつものお節介心がでて、探すのを手伝ってあげた。
 最初は、母親へのプレゼントかと思ったというが、ヘルパー講習を受講するため、自らが使うのだという。
 一念発起して、介護職に・・・。
 彼の前職は、暴力団員。
 その後、この宅老所で働くことができた。
 同期には、ネクタイとスーツが良く似合う元住宅会社に勤めていたサラリーマン紳士もいた。
 私の主宰する塾にも足しげく通ってくれた彼らが、今年の春と夏にかけて、新たに開設する二つの事業所の管理者として任されるまでに成長することができた。
 代表は、「のれん商い」(※1)を実践したに過ぎないというものの、のれんに傷を付け、泥を塗って、その挙句、地に落としてしまっては、とても「のれん分け」など、夢のまた夢である。
 昨今、人手不足に悩む事業所も少なくない。
 『柳生家の家訓』には
小才は縁に出会ひて縁に気づかず
中才は縁に気づいて縁を活かせず
大才は袖振り合うた縁をも活かす
 とある。
 人材の確保(発掘)は、トップが出会った人との縁の気づき方、気づいた縁の活かし方であり、その縁は少しのチャンスをも見逃さないという「縁尋機妙・多逢聖因」の心がけ次第ということか。

春夏冬 二升五合 (あきない ますますはんじょう)

 二人の門出を祝って、「あきない(※2)」という詩を贈ろう。

 商売はあきないという
 それはおもしろくて
 しかたがないから
 あきないなのだ
 いつもおもしろいから
 笑顔がたえないから
 「笑売」となる
 「いらっしゃいませ」
 「ありがとうございます」
 いつも活発だから
 「勝売」となる
 商売をおもしろくないと
 思っているとすぐあきる
 いつも不平不満や
 愚痴がでて心が次第に
 傷ついて
 「傷売」となってしまう
 こんなお店には そのうち
 誰もよりつかなくなり
 「消売」となって消えてしまう
 「笑売」をしているのか
 「傷売」をしているのか
 「勝売」をしているのか
 あきない商売をしているのか
 春夏冬 二升五合

 自分の性格にもアキナイこと。
 性格は変わらずとも、意識することによって態度は変わる。

 (※1) 本誌2003年11月号本欄参照
 (※2) 清水英雄の詩
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