新着情報 著書の履歴等 会社概要 リンクページ お問い合わせ
Contents Menu
会員専用メニュ
セミナー
ブログはこちら
セミナーの告知&申し込み
著書のご案内
経営のつぼ
寄稿原稿
講演の歴史
経営のつぼ
経営のつぼ
経営のつぼ32 介護マネジメント塾 ..................... 経営のツボ32

早 川 浩 士
(有)ハヤカワプランニング 代表取締役
2006年2月号
転期に立つ経営者の資質の鍛え方@
経営者の禁句 「お疲れさま」

中学進学に臨む意識
世間は、受験シーズンの真っ只中。  急速な少子化に伴って「大学全入時代(大学・短大志願者数と入学者数が一致する時)」が、当初の試算から2年早く「2007年度」になるという。進学率が伸び悩む中、相も変らぬ人気校集中から、志願者にとって狭き門の大学も少なくない。  一方、株式会社による大学経営参入なども加わり、入学者を獲得する競争原理が教育業界を襲う。  介護事業者にとっても対岸の火事、他人事で済まされない。  事業者は、改正介護保険法が施行する4月に向けて、小学生から中学生に進学するという自覚が必要だ。  6年前、幼稚園生や保育園生だった頃、経営は措置の時代。将来の経営より、「今の運営をどうすべきか!」が大事だった。  介護保険が始まって6年目。事業者は、中学校に進学する小学6年生の意識を持つて改正後の事業イメージを掴むべきである。  昨年10月から始まった住居費、食費の利用者への前倒し負担の対応は、進学の模擬試験だったのか?  小学校で習った国語、算数、理科、社会の主要教科は、中学校で現代国語・古典・漢文、数学A・数学B、理科の第一分野・第二分野、社会の地理・歴史・公民分野と変わり、新たに英語が加わる。  介護給付から新予防給付が分化。更に、地域密着型サービスとして注目の集まる小規模多機能居宅介護。ステージが変革する。  「地域の未来をどう描くか!」といった意識に立って、経営に臨む大胆不敵な姿勢があって良い。

君、臣を使うに礼を以(もつ)てす
小学5〜6年生の頃、突然、背が伸びて大人びる同級生、成績抜群の転入生などに驚いた。事業者の中には、地方からの東京進出組もあれば、気迫漲る異業種からの参入組もある。  トップは、中学進学を期に自らの事業を通して何を目標としてゆくのか明確な進路が求められよう。  肝心なことは、普段の授業(学習)に対する予習・復習といった基本を怠ると中学校に入って落伍者となりかねない。経営も同じこと。  この先、高校、大学の進学入試に匹敵する高度な改正が待ち構えているかも知れないからだ。  『論語(八佾3)』には、魯国の定公(ていこう)という君主が臣下の者に対してどのように接するべきかという基本について、「君(きみ)、臣を使い、臣、君に事(つか)うること、之を如何にせん」と、孔子に問いかける下りがある。  「君、臣を使うに礼を以てし、臣、君に事うるに忠を以てす」と、孔子は答える。君主が臣下を使うに場合には礼儀を尽くし、臣下が君主に使える場合には忠義を尽くすものであるというのが、その意。  日々の雑事に忙殺され、その上、中学進学でピリピリしている経営トップの中には、部下であるスタッフに対して、日ごろ、どれほど礼儀を尽くしているだろうか。  介護報酬が目減りするなか、礼儀を尽くしたところで「満足のゆく給料さえ払えない」と、さじを投げ出してはないだろうか。  まずは、経営者の禁句「お疲れさま」という挨拶の習慣を止ること。  「心が変われば、態度が変わる(注)」という言葉がある。  利用者、その家族であろうが、部下であろうと、常に感謝の気持ちを込めて「ありがとう」という言葉が素直に吐けるよう心がけたいものだ。

 (注)19世紀の哲学者。アンリ・フレデリック・アミュエルの箴言。「心が変われば、態度が変わる。態度が変われば、習慣が変わる。習慣が変われば、人格が変わる。人格が変われば、人生が変わる。」

TOP   
Hayakawa-planning.com Home Mail