新着情報 著書の履歴等 会社概要 リンクページ お問い合わせ
Contents Menu
会員専用メニュ
セミナー
ブログはこちら
セミナーの告知&申し込み
著書のご案内
経営のつぼ
寄稿原稿
講演の歴史
経営のつぼ
経営のつぼ
経営のつぼ15 介護マネジメント塾 ..................... 経営のツボ15

早 川 浩 士
(有)ハヤカワプランニング 代表取締役
2004年9月号
古より伝わる 経営者の資質 A
磨きたい三要素 「始末」 「才覚」 「算用」

「始末」のつけ方
「始末」「才覚」「算用」は、古来より商家に伝わる経営の三大要素であるといわれている。  「始末」は、文字通りものの「はじめ・おわり」のことだが、商いの世界では、始まりと結末をぴたりと合うように細かな点の帳尻を合わせること、また、「節約」することなどを指す。  ここでいう「節約」とは、一、ムダを徹底的に排除すること、二、質素と倹約を美徳とすること、三、モノを有効活用すること、四、計画性を持ってやれば、思いつきでやるよりもはるかに無駄が少なく倹約になること、などである。  先号に紹介した例を紐解くまでもなく、既存建物・家屋等の賃貸、新築物件の一括借り上げによるリースバック方式など、初期投資を極めて軽微な額に抑えた介護事業者の開設手法もこれにあてはまる。  

「才覚」の振るい方
「才覚」は、「始末」で金や物は節約するが決して頭脳は出し惜しみすることなく、自分の知恵や才能をフル回転させ、企画力、先見性をもって常に時代の先取りをし、切磋琢磨して勤めること、その「才能」のことを指す。  ここでいう「才能」とは、独創的なビジネスを開発するアイデアのことで、創意工夫を発揮する企業家精神のことであり、ひいては、顧客を増やすことにある。  とはいえ、「才覚」を発揮するとは、「掛売り商い」が当たり前の時代の「現金掛け値なしの商い」の例や「月賦販売」「配置薬販売」、近年の「無店舗販売(=自動販売機などを含む)」「コンビニ販売」「インターネット販売」を示すまでもない。  旧来の経営手法に囚われず、既成概念を外すことから、独自の商いを新たに編み出してゆくことであるといえば分かりがよい。  初期の段階では、同業の仲間から「異才」を放つがゆえ、異端児として冷遇されることが少なくない。  顧客に対しては正論であっても、業界からは異論が唱えられることが少なくない。  グループホーム、宅老所、小規模多機能など、従来の介護サービスのあり方に一石を投じるような発想から芽生えた先駆的な介護事業者の手法は、これにあてはまる。  

「算用」の導き方
「算用」は、数字のことで、算盤(ソロバン)に合うということ。  折角、よい計画を立てても、黒字に繋がらなければ経営(=継栄)の意味をなさない。  今風にいえば「事実とデータを活用する」ことから始めつつ、採算を綿密に積み上げてゆく、緻密な「経営管理」のことを指す。  ここでいう「経営管理」とは、経営として算盤に合う、採算を重んじる合理性とともに、「始末」によって得た資本を有効活用するための理財感覚のことであり、その結果、業容の伸張が図られてゆくことになる。  いかに「始末」に優れ、素晴らしい「才覚」を振るっても、要介護者や介護者、介護市場の実態を掴むために必要な「算用」の導き方を承知しなければ成功などありえない。  一見、隆盛を誇るように見える事業者であったとしても、これらの三大要素から外れた経営が行われていたとすれば、遠からず倒れる例が他業界には数多あること知っておかなければならない。  

TOP   
Hayakawa-planning.com Home Mail