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経営(継栄)と人財創造塾
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開塾15年目の“視座”

 「継栄と人財創造塾Vol.1」の初開催は、2003年12月のこと。
 これに先駆け、同年7月、『最新介護経営 介護ビジョン』の創刊号に『経営(継栄)のツボ』の連載を開始。第1回のタイトルは、「経営とは、“継承的”創業の繰り返しである」。第16回まで、<古に学ぶ経営者の資質の磨き方>。第17回から第120回まで、<転期に立つ経営者の資質の鍛え方>と副題を添え、10年間・120回に渡って書き綴った連載は、『介護福祉経営士サブテキスト・人間力シリーズ1 99の言葉の杖』(※塾で使用する基本教材)と再編して日本医療企画から2013年6月15日(還暦を迎えた誕生日)に上梓させていただくことができた。

 2013年7月号の第121回より副題を「転期に立つ経営の視座」と改め、2017年3月号で通算165回を数え、今なお継続中。
 “転期に立つ”と記したのは、3年1期で見直される介護保険事業計画が、地域密着型サービスの登場などに象徴されるように1つの事業計画期間が終了するたびに新たな局面を作り出してきた歴史を踏まえると、介護経営にとって転機は転期と捉えるのが相応しいと考えたからである。

 通算165回目の『経営(継栄)のツボ』は、「盾の両面を見よ」と題して、以下のように記した。

「考え、議論する道徳」
 2016年12月21日、文部科学省の中央教育審議会は、「幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について(答申)」を示した。10年ごとに改訂されてきた学習指導要領だが、20年度からの全面実施を踏まえて学校教育の大改革に向けた作業が進行している。その突破口となるのが「道徳」の「教科化」だ。15年3月に学校教育法施行規則の改正により、従来「道徳の時間」とされていたものが「特別の教科 道徳」として位置付けられ、学習指導要領の一部改正が公示された。これを受けて「読み物道徳」から「考え、議論する道徳」へと授業の質的転換が求められ、小学校は18年度から、中学校は19年度から「特別の教科 道徳」が実施されることになった。
 背景には、いじめに関する痛ましい事案を踏まえて成立した「いじめ防止対策推進法(13年6月28日公布)」がある(文部科学大臣から「いじめに正面から向き合う『考え、議論する道徳』への転換に向けて」と題した文書が同省ホームページ(※)から16年11月18日付で発信された。

 学習指導要領改訂の視点として、新しい時代に必要となる資質・能力の育成の観点から、@「何を知っているか、何ができるか(個別の知識・技能)、A「知っていること、できることをどう使うか(思考力・判断力・表現力等)、B「どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか(人間性や学びに向かう力等)」を踏まえ、「何ができるようになるか」、「何を学ぶか」、「どのように学ぶか」などの見直しが加わるとともにアクティブ・ラーニングの視点からの不断の授業改善が求められている。

「アクティブ・ラーニング」
 14年11月に開催された文部科学省・中央教育審議会の「初等中等教育における教育課程の基準等の在り方について(諮問)」のなかで、「課題の発見と解決に向けて主体的・協働的に学ぶ学習(いわゆる「アクティブ・ラーニング」)や、そのための指導の方法等を充実させていく必要がある」と記されたことから、俄然、「アクティブ・ラーニング」に基づいた「考え、議論する」という授業の在り方に注目が集まっている。これはすべての教科に問われているからだ。失敗学で高名な畑村洋太郎の著書『考える力をつける本』には、「学習の方法には大きく分けて『アクティブ・ラーニング(能動的学習)』と『パッシブ学習(受動的学習)』の二通りの方法があります。前者は文字どおり自分自身が積極的に行動して、その中で知識を体得していく学習方法です。後者は自分自身で行動せず、よそから知識をもらってくる学習のことをいいます。」と、学習方法の二面性を解説している。物事には表と裏があるから、一面からだけ見ては判断を誤るという意を含んだ「盾の両面を見よ」という諺がある。これまでは、どの一面から見ていたのか。これからは、どの一面を見なければいけないのか。これまでにはなかった新たな見方が求められる時代が教育の現場に現れることになる。矢も楯も堪らず、「アクティブ・ラーニング」に走れと促すわけではないが、介護現場の教育にも一考する価値は大いにある・・・と『経営(継栄)のツボ』の2016年3月号にて「盾の両面を見よ」と記した (一部改編)。

 一般社団法人介護福祉指導教育推進機構の新認定制度「介護福祉教育エキスパート」養成講座(2015年4月〜6月)、「介護福祉教育マスター」育成講座(2016年8月〜11月)を修了し、2017年4月1日から「介護福祉教育マスター」となる。一連のことを題材として『経営(継栄)のツボ』の2015年8月号では「人材育成のために必要な6つの学び」、2017年2月号では「好機逸すべからず」と記した。

 今まで以上に「考え、議論する」ことを大事にしたい。
2017年3月吉日
継栄と人財創造塾 主宰者 早川浩士

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