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平成14年の夏は格別に暑かった。
東京の中心にある小石川後楽園、小石川植物園は、大きな緑地が近くにあるためか、 蝉(せみ)の抜け殻を見つけることが比較的たやすい。

その分だけ、そこで暮らす者にとっては、蝉のけたたましい騒鳴が、酷暑をより一層、駆りたててくれる。

さて、蝉は脱皮することで、幼虫から成虫に成長するが、地中からはい出て緑の大地に飛び立つ様を 「せんぜい蝉蛻(せみ蝉のぬけがら蛻)」するという。
  この蝉蛻とは、「外形はそのままで中身がぬけがらになる」という意が転じて、 「迷いから抜け出て悟りの境地に達すること」「それまでの慣習や因習にとらわれず、 そこからの束縛から脱け出す必要性」など、“解脱”するとか、“悟りをひらく”といった意を含む言葉として使われている。
 先人の中には、蝉の幼虫時代は長いものの、成虫となるや命の儚さがあわれであると感じとった人もいたようで、  「蝉蛻とともに、竜の如く大きく変わる」と読む「せんぜいりゅうへん蝉蛻龍変」という言葉を使うこともあるようだ。
 新世紀から早数年が経ち、「何となく、時代が変わりつつある」という予感を抱いているのは、私だけだろうか。

 「蝉蛻龍変」は、旧来のやり方・考え方の延長線上にいること自体が存在を危うくするという戒めとして、  国勢、社会、経済、企業などあらゆる立場の者が甘受しなければならない言葉である。
 介護保険制度の施行は、措置から契約、更には利用者本位を第一義とし、「走りながら考える」ことを  信条として進められてきたものの、単なる「蝉蛻の変化」という変身の程度では、一夏の命で儚く終ってしまいかねない。
 そんな危惧から、これまでの慣習や因習にとらわれることなく、21世紀の超高齢社会を見据えた  「蝉蛻龍変」を掴むために資する一助として、本書を著わしてみた。

 なお、株式会社日本医療企画には、本書の企画に対する助言及び出版を快く引き受けて下さり、深く感謝の言葉を捧げたい。
     
平成14年11月  
早川浩士(経営コンサルタント)  


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